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<アロマの主な効能>
アロマの持つ効能は今までアプローチ出来なかった、またリハビリでは活用されなかった唯一の五感である嗅覚刺激により大脳辺縁系へダイレクトアプローチが出来る。例:① 嗅覚刺激から大脳辺縁系全域への覚醒効果。② 視床下部(自律神経の最高中枢)、下垂体への効果(ホルモン分泌)。③内側脊髄視床路(痛み伝導経路の情動を司る経路)に対する効果。
 
<科学的背景・研究実績>
①ラベンダーの刺激が筋緊張の評価の指標といわれているF波を用いて、上肢脊髄神経機能の興奮性に与える影響を検討した。結果、吸入開始時、吸入1分後ともに脊髄神経機能の興奮は増大し、10分後では有意に低下した。ラベンダーの吸入時には大脳レベルの興奮性の増加が促され、脊髄神経機能の興奮性が増大したと考える。また、嗅覚刺激を介して脳幹、視床、辺縁系及び大脳にそれぞれ作用し、GABA系を介して大脳を抑制したものと考えられた。この結果から考えるに筋緊張の促通の場合は、ラベンダー刺激中に、抑制したい場合は刺激終了時にリハビリを行うと最も効果的であると考える。
「ラベンダーの香りが上肢脊髄神経機能の興奮性に与える影響」第47回 日本理学療法学術大会 由留木 裕子他 1060
 
②人為的に脳の血の巡りを悪くしたネズミにラベンダーオイルを与え、神経症状や梗塞の大きさ、脳組織に含まれる様々な物質の解析を行った。ラベンダーオイルを与えたグループは与えなかったグループに比べ、神経症状、梗塞の大きさ、酸化ストレス物質が著しく減少した。 また、ストレスや活性酸素の除去に関わる様々な酵素が増加した。ラベンダーオイルの抗酸化作用が、脳梗塞から神経を護ることがわかった。
「Neuroprotective activity of lavender oil on transient focal cerebral ischemia in mice.」
Wang D,他 Qianfoshan Hospital of Shandong Province, Jinan 250005, China.
 
 この他には、清水建設がホストコンピューターに重要なデータを入力する作業者を対象に、香りによってミスをする確立に違いが出るか実験を行った。その結果、香りのない状態を100%として、ラベンダー系では79%、ジャスミン系が67%、レモン系にいたっては46%までミス発生率が低下した研究もある。術後疼痛管理にアロマ吸入は有用であった研究、セロトニン神経活性に有効であるという研究など多数ある。
 また、最新のヨーロッパでの研究では、アロマの体内の動向をアイソトープでマーキングしたオイルが何処に行くかという追跡テストで、各種のオイルはそれぞれの特性に応じてまるで知性を持っているかのごとき振る舞いをするのだという。要するに必要とされているところに自然と集中するということが研究の結果わかった。
 
<その他の研究内容が知りたい方はこちらから無料冊子がもらえます。>
 
<リハビリテーションに導入される利点>
・ リハビリに対する患者様の不安は少なからずある。これに対する不安解消として高い効果を示す。・老人保健施設など施設全体の健康管理として有効とされる。(免疫機能向上、感染症の予防)・脳機能の賦活。・精神疾患に対する「薬」以外の治療。(リハビリ分野の拡大)・機能回復力の向上。
・障害受容におけるうつ期に対する直接的なアプローチが出来ます。
・現在起こっている疾患に潜む”ストレス”に対するアプローチが行えます。
・新しいセルフエクササイズとしてアロマを応用出来ます。
 
<従来のアロマの問題点>
これらの科学的背景、研究成果では未だに「癒し」という観点、効果のみでしか実証されておらず、「治療」としての一手段としては効果に乏しい。この部分が、医療全体、またはリハビリテーションにアロマが浸透していない問題点である。また、患者様の疾患・症状に合わせたアロマの評価法がない。(従来はアロマの作用と患者様の主観だけで決定している。)
 
<アロマリハビリテーションの目的>
従来のアロマでは抜け出せなかった「癒し」から「治療」への発展のため、アロマをより生かした結果の出せる治療技術を合わせることによって、「癒しあっての治療と治療あっての癒し」を可能にした。具体的な内容:アロマの効果を研究データではOpe後の疼痛管理に有効であった事や上肢下肢脊髄神経の興奮性が向上する(筋発揮の向上)、注意・集中の向上データが実証されている。しかし、リハビリ適応患者様の場合、アロマの効果を最大限に発揮するだけの脳環境、脳機能の低下がある場合が多い。そのためアロマリハビリテーションでは、アロマを最大限吸収しやすい身体環境(呼吸機能の調整、脳機能の向上)に整えます。
 
使用するアロマエッセンスは脳科学的に非常に大きな効力を示すと考えられております。
 

【詳細】

 
<現代社会の流れとアロマの必要性>
今の日本はストレス社会です。そのストレスを解消する術がな
ければリハビリ効果は上がりません。
 
<アロマの主な効能>
五感の中で唯一、特殊なルートで脳全体に効果を発揮します。
 
<アロマの評価法>
疾患に合わせたアロマの評価法の習得。
生理学にこの評価の原理原則を紐解いていきます。
 
<アロマと下行性疼痛抑制系との関係について>
βエンドルフィンとセロトニン、下垂体の関係から紐解いていきます。
 
<アロマの研究成果のご紹介>
各方面でアロマの研究は多く行われています。その中でも、脳血管疾患や認知症、関節炎、ガンなどに対するアロマの研究成果をご紹介いたします。
 
<今までの受講生の臨床応用例のご紹介>
 
<特典>
 
54つのアロマ文献ダウンロードページのパスワードプレゼント
<東京会場>
・講師:奥田智乃
・対象:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師
・会場: タワーホール船堀、会議室402
・開催日時:平成30年1月28日(日) 10:00〜15:00
・定員:16名
・受講料 :13,800円(税込み)
申し込みはこちら
<大阪会場>
・講師:塩谷美奈子
・対象:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師
・会場: 西淀川区民会館 第1会議室
・開催日時:平成30年2月25日(日) 10:00〜15:00
・定員:16名
・受講料 :13,800円(税込み)
申し込みはこちら
 
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